昨夜、久しぶりに高校時代からの友人とお酒を飲みに行った。彼とは大体半年に1度位呑みに行き、毎回、楽しさの勢い余って2人ともベロベロに酔ってしまったりする仲である。酒の席ではあるが、やっぱりこの年齢になるとお互いの仕事の話が主であり、本当に色々な話をする。彼から「やっぱり30歳位になると、自分のやってる仕事に悩むようになるな~」と。彼は高校時代から将来を考え、高校卒業後大きい企業に就職し同年代の給与水準よりかなり高く安定した給与をもらいながら、休みの日は指導者として子供達にサッカーを教えている。そんな彼をず~っと、私は友人ながら尊敬し、羨ましく思っている。
彼は「たしかに今の仕事は安定してるし、生活に十分な収入もあるけど、会社の工場の狭い世間の中で、ある程度のポジションを与えてもらってると、自分が頭を打つ事が無いんや。やっぱり人間、頭打ってなんぼやろ?色んな新しい人と会って、新しい事始めて、苦労して、すごい人を見た時に何か成長する気がするねん」と。その意識の高さが凄いと改めて尊敬した。
そして、彼の方が私の事を羨ましいと。確かに、今、障害者に関わる仕事をさせてもらっていて、その仕事の中で沢山の「凄い人」に出会える私は、本当に恵まれていると感じる。その凄い人は、障害者、健常者に関係無く、どちらにも存在する。確かに辛い事や、疲れてしまう事もあるが、自分がやりたい事をさせてもらえるのは本当にありがたい事であるし、やりがいを感じ、成長できそうな気がする。これを障害者の仲間に還元できればとおもっている。
そして、新しい事に挑戦し、時に自分の考えを曲げてでも事業の為、ひいては障害者の為、つまり自分のやりたい事の為に考え、行動する時に私は成長できる気がするし、喜びを感じるのである。そして、障害を持つ仲間だけで無く、職員も含め「殻を破ってくれた時」に本当に嬉しく感じる。残念ながら「殻を破れない」人間が障害者、健常者に関わらず、存在するが、その中でも「殻を破ろうとしてくれる仲間」と一緒に頑張りたいと思うし、そんな私自身が「殻を破り続けていかないといけない」と感じる。
そして彼から「(私)さんが、新しい挑戦をした時に決めた事ある?」と。私は「特に決めた事は無いで、俺見たままやから、いい加減な人間やから(笑)でもまだ2年ぐらいやけど「自分はこんな人間で、こうあるべき」ていう勝手な思い込みと「自分の仕事はここまで」ていう勝手な思い込みは、絶対に必要無いし、邪魔やわ。でもたまに、そういうのが出てきて、行動出来ずに時間を無駄にする事があるから直さなあかんわ」と・・・
ほんまに俺って人間は(泣)直さんとあかん。
こういう話ができる友人がいてくれる事も、ついてるな~と思います。
いや~、自分はやっぱり、ついているな~と感じるこの頃です。